映画やアニメを好き勝手に語りたい!(text by tomono)

映画、アニメなどのポップカルチャーについて、執筆者・友野 辰貴が好き勝手に紹介していくブログです。主にヒーロー映画などのアクション作品が大好きです

風になびく木の葉や草原を怖いと思ったことはあるか? 映画『ハプニング』を紹介

 みんなは「怖いもの」を思い浮かべるときに、どんなものを思い浮かべるだろうか? たいてい「おばけ」や「モンスター」中には「虫」が怖いなんて人もいるだろう。しかしどう考えても「風になびく木の葉」や「草原」を怖いと思ったことはないはず。それも今回紹介する映画『ハプニング』を見れば、きっとドキッ! とすること間違いなしだ。

 

~あらすじ~

ある日ニューヨークのセントラルパークで人々が突然時が止まったかのように立ちつくし、唐突に自らの命を絶つという事態が発生。また、とある工事現場では作業員たちが次々とビルの屋上から身投げする不可解な惨事が繰り広げられていた。この異常現象はアメリカ全土へ広がりをみせ、多数の犠牲者を生んでいく。判明しているのは、彼らはみな、死ぬ直前に言語と方向感覚を喪失することだけだった。この大事件の知らせを受けたフィラデルフィアの高校教師エリオットらは、どこか安全な場所へ避難しようとするのだが…。

f:id:tomonotatsuki:20210209200725j:plain

↑メインビジュアル

実際に見た感想

 M・ナイト・シャマラン監督が手がけた本作は、非常に不気味な映画で、特に印象深いのは自殺するシーンだ。というのも、普通に生活をしていて今から自殺することが確定したとき、自分ならどうやって自殺するか考えたことはあるだろうか?

 

 もちろん普通にしていれば自殺に必要なものなんて持っているはずがない。となると、身の回りのもので自殺するしかないわけだ。映画では自分が持っていた髪留めを首に刺したり、草刈り機に自分から突っ込んだりしていたが、それを見て僕は「意外と人が死ねるものって身の回りにあるんだな」と恐ろしく感じた。

 

この先ネタバレ注意!

 そしてこの作品の一番怖かったのは、草木が風でなびくシーン。実は風に当てられると自殺してしまうことが中盤で発覚するのだが、それを意識して以降、本当に草木が怖くなった。(実は風が原因かどうかは実際わからなかったりもする。)

 

 街を歩くときに心地よかった風も、この映画を見ると自殺のシーンがちらつくようになって、いい意味でトラウマを植え付けられたと思う。映画本編を見て、みんなもぜひトラウマを植え付けられて欲しい。

 

作品概要

ハプニング

■監督・脚本:M・ナイト・シャマラン

■キャスト

マーク・ウォールバーグ

ズーイー・デシャネル

ジョン・レグイザモ

アシュリン・サンチェス

サム・マーサー

バリー・メンデル