真田スコーピオンがカッコよすぎる! 映画『モータルコンバット』をレビュー
世界中で大人気の格闘ゲーム『モータルコンバット』の映画が、今年6月18日から公開。本稿では、原作ゲームを知らなくても楽しめる、最高峰のアクション映画である本作の魅力を語っていく。
あらすじ紹介
胸にドラゴンの形をしたアザを持つ総合格闘技の選手<コール>は自らの生い立ちを知らぬまま金のために戦う日々を送っていたが、ある日、魔界の皇帝が<コール>を倒すために放った最強の刺客<サブ・ゼロ>に命を狙われる。<コール>は家族の危険を察知し、特殊部隊少佐<ジャックス>と女性戦士<ソニア>と合流。地球の守護者<ライデン>の寺院を訪れる。そこで太古より繰り広げられてきた世界の命運を懸けた格闘トーナメント“モータルコンバット”の存在と、自らが魔界の敵たちと戦うために選ばれた戦士であることを知る。コールは新たな仲間たちとともに、自らの秘められた力を解放し、家族、そして世界を救うことが出来るのか?(公式サイトから引用)
原作を知らなくても余裕で楽しめる
本作はあの名作格闘ゲーム『モータルコンバット』の映画化作品。原作を知ってはいるが、まったくやったことがない筆者でも楽しめるのかどうか不安だったが、それも冒頭のシーンで吹き飛んだ。
中世日本の山奥っぽい場所からスタートする本作。家族と幸せに暮らすスコーピオンことハサシ・ハンゾウだったが、突如現れたサブ・ゼロことビ・ハンに家族共々殺される。
そこで注目して欲しいのは、この時のハンゾウ。この序盤で戦うシーンは本作で一番カッコいいシーンなので目が離せない。一番といっていいシーンが最初というのは、映画としてどうかとも思うかもしれないが、筆者の中ではこのシーンを超えるアクションは最後まで出てこなかったと思う。
最初に襲ってくる刺客たちを、短剣に紐を括りつけた武器(これの正式名称あったら教えてください)で無双していき、最後にサブ・ゼロと一騎打ち。どちらがやられてもおかしくない緊張感ある戦いで、本当に見逃せなかった。
ちなみにそのシーンは直前まで公開されていたりするので、見てみてくれ。
そこから場面は打って変わって主人公 コールのパートへ。ここからはめちゃくちゃ速く話が展開していく。というのもいきなり登場した男 ジャックスに「お前は龍のあざを持っているから、これから命を狙われる」的なことを言われ、実際そうなったので仕方なく言われるがまま、あざについて調べている女性 ソニアに会うことになる。
そこで「なんかライデンの寺になんかあるらしい」となって、行ってみたら「モータルコンバット」の戦士のリュウが現れ、ライデンに会わせてくれる。そっからは修行したら超能力をゲットできるから、修行して強くなろう!的な流れだ。
ちなみに本作のライデンは、気に入らなかったら電撃を飛ばしてきて、頑張ろうとする主人公たちに否定的で嫌味なことを言ってくるやつにしか見えなかった。(原作知っている人いたら、原作のライデンがどんな感じか教えてください。)昔の映画版はもうちょっとまともだったような気もするが、そこには触れないでおこう。
さてそんなこんなで修行が上手くいかないなか、敵がライデンの寺を襲撃してくる。まだ修行の途中で超能力も持っていない、コール達。ハンゾウでさえ倒せなかったサブ・ゼロをいったいどうやって攻略するのか、コール達は無事に超能力を得られるのか、劇場でその行方をチェックして欲しい。ある程度予想はできているとは思うが...