映画やアニメを好き勝手に語りたい!(text by tomono)

映画、アニメなどのポップカルチャーについて、執筆者・友野 辰貴が好き勝手に紹介していくブログです。主にヒーロー映画などのアクション作品が大好きです

映画『ワイルドスピード/ジェットブレイク』レビュー。本作のMVPは間違いなくローマン!

 2001年に第1作が公開され、今日まで世界中で大人気のアクション映画シリーズ『ワイルドスピード』。その最新作『ワイルドスピード/ジェットブレイク』が8月6日(金)より公開され、早速筆者も見てきましたので、こちらでレビューしていきます。

※ネタバレも多少アリで話していくので、ネタバレを見たくないよという方はブラウザバックをお願いします。

 

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↑メインビジュアル

超ド派手な兄弟喧嘩 ~まずは物語の流れを~

 カーアクションが魅力の『ワイルドスピード』。しかしそれ以外で、最新作の魅力を語るとしたら、公開前から話題になっていた、主人公 ドム(演:ヴィン・ディーゼル)の弟 ジェイコブ(演:ジョン・シナ)は外せません。

 なぜなら、基本的にこの映画で描いているのは、このふたりによる兄弟喧嘩が主だからです。

 さて順を追って話していきましょう。物語は、第1作でドムがブライアンに語っていた、お父さんのレースとその事故から始まります。レース中に事故による爆発でなくなってしまったドムのお父さん。助けようにも助けられず、やるせない気持ちだったドムも、前作「アイスブレイク」でお父さんに。

 息子のブライアン(さっきのブライアンとは別人です。)と平穏に生きるため、電話もつながらない田舎でひっそりと生活していたドムでしたが、ミスターノーバディ(演:カート・ラッセル)の連絡によって、仕事せざるを得ない状況に。

 そんな最初の仕事で出会うのが弟のジェイコブです。

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左・ドム 右・ジェイコブ

 昔いろいろあってドムに勘当されたジェイコブは、久しぶりにあったときには、凄腕のスパイ兼ドライバーになっていました。そんな彼が狙うのは、簡単に言うと「世界の武器を乗っ取っちゃうマシン」。ふたつのパーツを組み合わせることで完成するそのマシンは、序盤に片方取られちゃいます。

 もうこのときのふたりは、マジで険悪。お互い車に乗って見つめ合っているのに、めっちゃにらんでます。しかも実際にあって見れば、銃を突きつけ合うし、本当にこいつら兄弟か?ってぐらい仲悪いです。

 が、実はそれも理由があります。それはドムの父の死に、ジェイコブが関与しているからです。

 あの事故の直前、父が乗る車のエンジンルームを見ていたのがジェイコブ。彼が事故の前に何かやったことに気が付いた若き日のドムは、レースでボコって二度と俺の前に出てくるなといっちゃいます。

 しかし久しぶりに会うと、超腕利きの殺し屋で軍隊も持っているバケモンに成長していて、しかもCV,中村悠一というチート性能な男になってました。(トレットの血筋ヤバすぎんだろ...)

 今まで困難なミッションをこなしてきたドムと、最強の敵ジェイコブ。ふたりの戦いがどうなるのかは、ぜひ劇場でご覧ください。

それとは別で本作の個人的MVPローマンについて話したい!

 さて、今回私が一番話したかったことがあります。それは、個人的なMVPの登場人物 ローマン(演:タイリース・ギブソン)についてです。正直ジェイコブとかどうでもよくなるぐらい、今作のローマンは輝いてました。

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↑彼がローマン

 というのも、彼の運の良さがえげつない。ぶっちゃけ序盤のシーンのローマンは本当にヤバい。

 十数人の軍人に囲まれてハチの巣にされそうになったと思ったら、全部銃弾をかわしちゃう上に倒しちゃうし、めちゃくちゃでかい鈍重な装甲車で地雷原を突破したり、岩に車ごと挟まって動けない状態で真下に地雷がある状況で脱出したと思ったら、車が降ってきて死んだと思ったら生きていたり。

 はたまた中盤では敵に捕まるもとっさの機転で生き残るわ、終盤で宇宙空間から脱出できない状態で救出されるわ、本当に今作のローマンは運がいいし、ローマンがいなかったら成功しなかったであろう場面も多かったです。

 よって今回一番活躍したのはローマンです。異論は認めません。

 一番面白いのは、ローマン自身が自分の運の良さに言及しているところなんですけどね!

個人的に見て良かったなと一番思ったところも紹介!

 さて、ここからはワイスピをずっと見てきた自分が一番見てよかった場面をピックアップします。というか見た人ならみんな喜んだであろう部分です。

 

 それは

 

ワイルドスピード』におけるブライアンの立ち位置が少しでも分かったところです。というのも、前作「アイスブレイク」で、

「あれ? ブライアンって死んだことになってるの?」

と思った人も多いのではないでしょうか? ローマンが「ブライアンがいてくれたら」みたいなことを言っていたら、「それについては言わない約束だ」と、レティ(演:ミシェル・ロドリゲス)が言ったり、ドムが自分の息子に「ブライアン」と名付けたり。

 確かにブライアン役のポール・ウォーカーさんは亡くなっていますが、それとお話の中では別です。なのに「アイスブレイク」にて、ブライアンが死んだ雰囲気を出していたのが少し気がかりでした。

 しかしそんな不安も今作で吹っ飛びました!

 皆さん安心してください。ブライアン、生きています!

 まぁ直接本人が出てきたわけではありませんが、ドムの息子はブライアンが預かっているというセリフがありました。

 しかも最後のシーンで、いつものロサンゼルスの家で食事をするとき、ドムが「あとひとりくるから待ってくれ」とみんなに言います。そこで「あとひとりって誰だ?」と思っていると、そこに青いGT-Rが登場!

 そうあのブライアンの愛車が出てきて映画の幕を引きます。あそこは本当にファン泣かせのシーンでした。ジャスティン・リン監督、『ワイルドスピード』でもう一度青いGT-Rを見せてくれてありがとうございました!

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↑ブライアンといえば、青のGT-Rだよね
まとめ

 公開前から分かっていた通り、死んだはずのハン(演:サン・カン)が出てきたりと、結構前の作品の予習が必要だったりもします。(第1作のお話やネタが出てきたりしますしね。)

 しかしだからこそファンなら見逃せない映画に仕上がっているので、ワイスピ好きは見ることをオススメします。

 ぶっちゃけ、磁力の件とか突っ込みどころ結構あるんですが、まぁワイスピなんで気にしないで見ましょう。

 

作品概要

ワイルドスピード/ジェットブレイク

▼キャスト